【 さまざまな<不調や病気>からのメッセージ 📘追記】
リズ・ブルボー著『自分を愛して!』の中から、一部の不調や病気について抜粋して記します。
本書にもあるように、最も関心を持った部分を心に留めていただければと思います。
HSP、親子関係、その他の視点も加えています。
●頭痛●
頭痛がある(特に頭の上の方に)ということは、その人が、自分を卑下することによって「頭を叩いている」ことを意味し、いろいろな自身の欠点を挙げて自分を責めていると言えます。
自分に対する要求が高すぎるとも言え、毎日のように、次のような言葉を言っているのではないでしょうか。
「もう、うんざり!」「頭にくるわ!」「どうしてこうなっちゃったの?」
「私ったら、頭が悪いんだから!」「このままだと、どうなるか分からない!」
いつも、「頭が破裂しそう」と思っているこのタイプの人に対するメッセージは
『他人の評価におびえて、心の中に曇りやゴミをためるのはもうやめましょう 』というものです。他の人たちの願望に自分を合わせる必要はまったくありません、それは誰にもできないことです。
●偏頭痛●
頭の側面が激しく痛みだし、「吐き気」「嘔吐」を伴い、数時間から数日のあいだ続くこともあります。偏頭痛は、自分が望む人生を歩むことなく、例えば親の意向で職業を選んだ、といった人に起こりやすいと言えます。また、自分に対して影響力のある人に異議を唱えると、罪悪感を持ってしまうタイプの人にも起こるとされ、このタイプの人は、自分が望むことを意識していません。そして、「私にはできない」と考えることが多く、他人の影響のもとに、自分のものではない人生を生きることになっているということです。また、偏頭痛を持っている人は、多くの場合、セックス・ライフがうまく行っておらず、性的器官は私たちの創造力を象徴する部位であり、その部位を上手く使いこなすことができていないことになります。
ご自身に対して、次の質問をしてみてください。
「もし、どんなことでも可能だとしたら、私はどんな人間になりたかったのだろうか? あるいは、どんな人間になりたいのだろうか?」
そして、何があなたを邪魔してきたのかをよく見つめてみてください。
そうすれば、あなたを害する考え方、あなたが本来の自分になるのを阻んできた考え方が分かる、というものです。
※HSPの視点より
さまざまな刺激に敏感なHSPは、少しの刺激にも過剰な反応が身体症状として表れることがあります。アレルギー疾患を持つ方が多い傾向にあり、肩こりや偏頭痛などに悩む人も少なくありません。また、不眠やパニック発作などのストレス性の症状も出やすくなります。
ダメージから回復するには一人の時間が不可欠になります。
●アレルギー●
アレルギーにかかりやすい人は、誰かに対して嫌悪感を持っており、その人のことを耐えがたいと思っている場合が多いようです。ある人、またはある状況に対して、適応することができずにいる、と言っていいようです。疑い深かったり、攻撃されたと感じることが多く、その際に、必要以上に自分を防衛しようとします。
アレルギーにかかりやすい人は、常に内面の葛藤にさらされていると言えそうです。
例えば、自分の一部は、その人と一緒にいることを望むのですが、別の一部はその人がいない方がいいと考え、やがて、その人の欠点をあれこれ探し始めます。
また、アレルギーになると他者から世話をしてもらえる場合、関心を引くための手段になることもあります。アレルギーで苦しんでいるとしたら、近親者の中に、あなたが愛すると同時に憎んでいる人がいないかどうかを確かめてください。あなたは、その人の期待通りに振る舞えば、その人から愛されるだろうと思っています。その人に認められたい、感謝されたいと思っているのではないでしょうか。
でも、『愛されるためにはその人の言うことを聞かなければならない、と考える必要はもうないのです。』過去においては、病気になった時、その人の関心を引くことはできたけれど、病気にならなくてもその人の関心を引くことはできるのです。病気が唯一の手段ではない、ということを知る必要があります。
もし、ある食品に対してアレルギーを持っているとしたら、人生がもたらしてくれるさまざまな喜びを、自分に対して禁じている可能性があります。
また、ホコリやダニなどに対するアレルギーを持っているとしたら、たぶん、他人から攻撃されたと感じやすい人といいます。そんな場合は、自分に攻撃性がないかどうか確かめてみてください。私たちが他者に対して感じる恐れは、ほとんどの場合、自分の中に存在している攻撃性が他者に投影されたにすぎないとされます。
『アレルギーの原因は外側にある、と考えるのをやめましょう。私たちは他者を変えることはできないのです。』というメッセージ
●喘息●
喘息になると、息を吐くことが困難になるために窒息しそうになります。一方で、息を吸うのは非常に楽で速くなります。このようなことから、喘息の人は「多くを取ろうとし過ぎている」ということがわかります。必要以上に取り込んでしまい、与えることがうまくできていないともいえます。愛されようとするあまり、実際の自分よりも強く見せようとします。自分の限界を認めることがなかなかできません。物事が自分の思い通りになることを望み、それができないと分かると、相手の注意を引くために、「口笛」の音に似た喘鳴を引き起こします。
『あなたの「もっとほしい、もっとほしい」という思いが、あなたを害し、あなたを窒息させそうになっている、ということに気づいてください、あなたは、限界を持った弱い人間であり、ごく普通の人間であることを認めるのです。あなたは、自分が重要であり、愛するに値する存在であることを証明するために、周りの人たちを喘息という病気によって支配する必要はないのです』というメッセージ
●不眠症(不安)●
心理学の研究によれば、不眠症になりやすいのは、感情的で、心配性の人である、ということになります。もし、夜布団に入ってからかれこれと考えるタイプの人であるとしたら、すぐにそうすることをやめてください。
そして、「夢が解決をもたらす、と考えることです。」とリズ・ブルボーは言っています。
※親子関係の視点より
また、身体的な暴力や言葉の暴力によって、親に痛めつけられて育った人(子)は、煮え立つような怒りを内面に抱えていると言われます。怒りを自分自身の内面に向けた場合には「慢性的な頭痛」「いつも体がだるい」「いつも胃腸の調子が悪い」「胃潰瘍」「うつ病」などのように体の反応となってあらわれます。本人は爆発しそうな“何か”を内面に抱えていることはわかっていても、その“何か”が何なのかがわからないものです。
●疲労(倦怠感)●
明白な理由がないのに、常に疲労を感じている人は、筋肉の力が無く、エネルギーが欠如しており、いつも倦怠感に取りつかれています。そういう人には、具体的な人生の目的がないといえます。いつも疲労を感じているとしたら、おそらく自分をつまらない人間と考えているはずです。また、人生をあまりにも深刻にとらえすぎています。肉体的な活動に対し、精神的な活動の比重が大きすぎるのです。
現在の人生おいて、自身に与えられているすべてのものに感謝しながら、今この瞬間に感じることのできる心地よさに、注意を集中させます。
また、自分に喜びを与えてくれることを、すべて書き出してみてください。そして、それらを実現するために、どれほどの時間をかけても気にせず、具体的な計画を立てます。
重大な争いを解決した後に、大きな疲労を感じることがあるかもしれません。そういう疲労は正常な疲労です。しかし、その大きな疲労が「燃え尽き症候群」に繋がることもあります。
●胃のトラブル●
胃に関するあらゆるトラブルは、その人が、ある人またはある出来事を受け入れて「消化」することができない、ということと直接関わっているとされます。自分の意に沿わないことに直面して、不寛容になったり、怖れの気持ちを抱いたりするものです。
新しい考え方、特に他人から来た新しい考え方に抵抗し、自分の計画、自分の習慣、自分の生き方に合わない出来事や人に、自分をうまく適応させることができないのです。かなり強力な裁きの思いを心の中に持っているため、こだわりを手放すことができません。また、大胆さが自分にないということで、自分を責めている人も、胃のトラブルに見舞われやすいと言えます。
『他の人たちの考えに抵抗し、全てをコントロールするのをやめてください。他の人たちや状況を変えることができないから自分は無力なのだ、と考えるのをやめて、自分の人生を自分自身で創り出す力があることを思い出しましょう。あなたの胃には、食物を消化する力が充分にあるように、それを信じるとともに、他者を今以上に信じるようにしてください。』というメッセージ。
胃が心臓の近くにあるのは偶然ではなく、胃は、愛と関係の深い器官なのです。胃の調子を良くしたいのであれば、愛をもってあらゆる人たちの違いをそのまま受け入れます。「それはおかしい」「それは正しくない」「それは馬鹿げている」という考えを持ちやすいですが、それは決してあなたのためになりません、もっと寛大になりましょう。
<胃炎>
大きな怒りを経験し、その経験によって「焼かれる」ような思いをしているといえます。
ハーマー博士によれば、<〇〇炎>という病名がつく病気は、私たちがなんらかの<葛藤>が遠ざけられたとき、また解決された時に、からだは治癒の過程に入り、元の状態に戻ろうとして起こしている、ということになります。
<胃潰瘍>
他の人から攻撃されていると感じており、それに対して、自分で自分の身を守れないと思っている、深い無力感を持っているということです。そういう人は、自分に本来備わった自然な防衛能力を取り戻す必要があります。出来事や他者に対する考え方を変えることによって、初めてそれが可能となります。
<胃腸炎>
胃の炎症と小腸の炎症が同時に起こっていることで、二重のメッセージが含まれており、より重大なものとなっているということを頭に入れておきたい。複数の思い込みが問題となっていて、複数の恐れが同時に体験されているということを意味しています。
●胸やけ ●
胸やけは、胃の粘膜の炎症が原因で起こります。上記「胃のトラブル」もご参照ください。
と共に、次のことも頭に入れておきます。胸やけになりやすいのは、何かに対して焼けるような願望を持ちながら、それを入手するのを自分に許していない人である、ということです。
あるいは、何かまたは誰かによって焼けるような痛みを与えられ、そのために強い怒りを感じている人も胸やけになりやすい、と言えます。
●胸の痛み ●
胸は家族を象徴しているという見方があります。胸が痛むのは、親の胸に抱きしめてもらいたいと思いながら、それが実現しなかったために苦しんだ、ということを表している可能性があります。あるいは、自分自身が、誰かを抱きしめるのをためらった、ということを表しているのかもしれません。あるいは、自分が家族にとって不可欠の存在であると考えて胸をふくらませ、家族のために奉仕し過ぎた人も、胸が痛くなる可能性があります。
家族の他のメンバーの面倒をきちんと見なかったということで、自分あるいは他の人を責めた後、罪悪感を持った人も、胸が痛くなるでしょう。
『もっと自分を愛して、ありのままの自分でいることを自分に許しましょう。自分の欠点、弱さ、限界をそのまま受け入れます。幸せになるために、他の人に依存する必要はありません。あなたが自分を愛するために、他の人があなたを愛する必要などないのです』というメッセージ
●口のトラブル●
口と言うのは食道と気道につながっている腔であり、以下の説明は、「潰瘍」や痛みなどといったあらゆる症状と関連しています。
口は、浄化システムの入り口であるため、そこにトラブルが生じるということは、何か新しい考えを飲み込み、消化し、同化するのを拒否している、ということを意味しています。状況をきちんと確かめずに、あまりにも性急に反応する事によって、拒否が起こるものです。その新たな情報は、あなたにとって役立つかもしれない。それがさらに他の人に対しても喜びをもたらすことになる可能性があります。
また、あなたが不健全な考えをいだき、それを心の中に押さえ込んでいる場合にも起こります。あまりそうした考えを心の中に長く持ちすぎないようにし、言うべきことは言ったほうがいいのです。それを言ったからと言って、あなたが他の人たちから拒否されることはありません。
口からのメッセージは、『もっと心を落ち着けて、心を開きましょう』ということになります。
※口の内側を噛む人がいますが、そういう人は、自分を苦しめる何か人に知られたくないことが心の中にあり、それを我慢して言わないようにしているといえます。
●皮膚のトラブル●
皮膚は、原則として、その人が外部との関係で自分をどのように評価しているか、自分自身に関してどのようなイメージを持っているか、ということを示しているとされます。自分の肌がどうなっているかを見れば、自分の自己イメージがどんなものであるかが分かるということになります。優しい肌をしている人は、自分を優しいと考えています。
あらゆる皮膚のトラブルは、その人が自分自身に対して恥の感覚を持っている、ということを示しています。他の人たちが自分のことをどう考えるか、自分に対してどんな判断をするか、ということを気にしてばかりいます。そして、ありのままの自分を受け入れることができず、何かと言えば、自分を拒絶します。また、しょっちゅう自分が攻撃されて傷つけられたと感じます。外部で起こっている出来事や他人からの影響を受けやすいと言えるでしょう。
<皮膚のトラブルが膿を伴っている場合> 何かあるいは誰かが「鼻につく」ために、あなたがそれを遠ざけようとしている、ということを意味します。
<深刻な皮膚のトラブル> 他の人たちを遠ざけるための手段として使われることがあります。
皮膚は他者とのコンタクトの手段であると同時に、コンタクトを断つ手段ともなりうる。自分を恥じている人は、他者と結びつくことができず、その言い訳として自分の皮膚のトラブルを使い、触れることのできない状態にします。できれば、新しい皮膚を持ちたい、、つまり、生まれ変わって完全に変化したいと思っています。人と親しくなりたいと思って接近するのに、どうしてもそれがうまくいかない場合、相手をひどく恨んだり、憎んだりするようになるかもしれません。そんなときは、<皮膚癌>になる可能性があります。
からだのどの部位が病気になっているかによって、それがどんな意味を持つかが決まります。<例>顔にトラブルが生じているとしたら、「面目を失うことを恐れている」ということにいなります。
『あなたもまた、他の人たちと同様に、弱さ、限界、恐れを持った人間なのです。それを受け入れましょう。弱さ、限界、恐れを持っているからといって、あなたに価値が無いことにはなりません。まずは、自分を救いましょう。それがあなたの愛する人たちの思いに反するとしても、そのことで自分を責めないでください。あなたの価値を決めるのは、この物質的な世界に属する要素ではありません。あなたの価値を決めるのは、あなたがどんな人であるかということ、つまり、あなたの内面、あなたのハートのあり方、あなたが心の奥底に秘めている人間性なのです』というメッセージ
<皮膚が赤くなる>
皮膚が赤くなるだけの場合、その人が、ある人格を演じようとして自分をコントロールした結果、その役割にすっかりはまってしまい、その人格としてまわりに反応している、ということを教えるためです。かなり無理をしています。自分が作り出した理想にはなかなか近づけない自分を恥ずかしいと思っていて、結果的にその恥ずかしいという思いが赤斑として体に出すわけです。
からだのどこが赤くなっているかによって、その人がどの領域で自分をコントロールしているのかがわかります。
首や顔が赤くなる場合には、その人が突然恐れを感じた、ということが原因になっています。特に、周りの人たちの期待にそえないのではないか、自分はまわりから期待された人格を持っていないのではないか、という恐れをいだいたことが原因になっています。このタイプの人は、自分をありのままに受け入れることができません。
『あなたは、到達するのが難しい理想像を自分に押しつけています。他の人たちは、あなたが思っているほど、あなたに期待しているわけではありません。また、あなたは他人の視線を気にしていますが、それは現実的ではありません。とても気持ちの良い外見を持った人間なのです』
<かゆみ>
かゆみというのは、皮膚の表面に生じる感覚で、思わず掻きたくなる、いらだたしい感覚です。
かゆみを感じるのは、次のような人たちだと言えます。
・何かが欲しくてたまらないのに、そう感じるのを自分に許すことができない人
・誰かのせいで、何かができないと感じている人
・環境のせいで、何かができないと感じている人
そのために、あれこれと案じ、いらだちと怒りを感じているのです。
かゆみは皮膚に生じるものであり、皮膚は人格と関係のある器官です。したがって、あなたは誰かを傷つけるのではないか、あるいは誰かが自分のことを悪く思うのではないか、ということが心配で、自分の欲求を否定しているのです。かゆい部分をかきむしるのではなく、その欲求が本物なのか、それとも単なる気まぐれに過ぎないのかを確かめたほうがよいでしょう。
もしその欲求が気まぐれに過ぎないのなら、それを手に入れるのはもっと先のことにして執着を手放し、全てを自分の思い通りにコントロールしようとするのをやめるべきです。
もしその欲求が本物で実現可能ならば、勇気をもって自分の欲求を表明し、すぐさま行動を開始しましょう。というメッセージ。
●にきび●
にきび は、自分から人を遠ざける作用、自分を(特に近くから)見ないようにする作用があります。つまり、その人が、自分を愛していないこと、自分を愛せないこと、自分を尊重するのを怖がっていることを表しているのです。自分の内面に閉じこもっている、ということになります。
だからこそ、にきび は、自分に多くを要求しすぎ、自分を恥ずかしく思う思春期以降にできるわけです。部屋に引きこもるよりも、顔の皮膚にトラブルを引き起こして、他人を遠ざける方を選んだわけです。
また、にきび は、両親のどちらか、または両方に気に入られるために、本当の自分を抑えている人によく見られます。上記「皮膚のトラブル」の項もご参照ください。
にきび に悩まされているとしたら、少し時間を取って、自分自身をどのように考えているかを点検してみてください。もしかすると、同性の親のようにならなければならない、と考えているのかもしれません。あるいは、同性の親と同じようになるのが嫌で、その親に反発し過ぎているのかもしれません。そんな場合、あなたは自分自身でいることができません。
30歳を過ぎても にきび が治らない場合は、あなたの青年期のことをじっくりと思い出してみましょう。もしかすると、あなたは、青年期に受けた心の傷をそのまま引きずっているかもしれません。だとしたら、そろそろ自分自身に対する見方を変えた方がよいでしょう。
40歳を過ぎても にきび が治らない場合、青年期に受けた心の傷、特に、人格に対する傷を非常に強く抑圧している可能性があります。にきび が出る少し前に経験したことを思い出してみましょう。
にきび は、あなたが抑圧した心の傷からあなたを開放するために、あなたのからだが使っている手段である可能性があります。あなたはもう、これ以上、心の傷を抑圧し続けることができないのです、心の傷を抑圧するには、ものすごくたくさんのエネルギーを必要とします。
『もっと自分を尊重し、自分の内にある美しさを認めてください』というメッセージ。
●湿疹● 上記「皮膚のトラブル」の項も参照ください。
湿疹に苦しんでいる人は、さまざまな心配や不安に押しつぶされそうになっている、ということがいえます。自分に自信がないために未来に対して大きな不安を持っています。つまり、人生がどうなるか分からないので、絶望的になっているということです。もっと自分を表現すると良いでしょう。
もし、湿疹が石鹸やシャンプーなどの化学物質によって引き起こされたならば、その人は、まわりに起こることによって非常に影響されやすい人である、ということになります。
●捻挫●
<足の捻挫>自分が行きたいのとは別な方向に行かされている
<手の捻挫>自分がやりたいのとは別のことをやらされている、と感じているものです。
無理やり何かをやらされている、限界を超えて何かをやらされている、と感じ、自分がその人に「ノー」と言えないことで自分を責めているのです。あるいは、規則に違反することになるのではないかと恐れています。そこで、捻挫をすることによって、自分にストップをかけるわけです。
自分の味方に固執することによって、あるいは自分のやり方を貫こうとすることによって、非常に苦しんでいます。その苦しみの度合いがどれくらいであるかを自分に教えるために、捻挫を引き起こしたのです。あなたは柔軟な人間になるべきなのです。自分のやりたいこととは違うことを他の人から押し付けられていると思い込むのではなく、他の人たちが本当はどんな動機で動いているのかを知ろうとすべきです。その結果、彼らの意図を受け入れることになるかもしれないし、彼らの要求が自分の能力の限界を超えているために、自分は彼らの期待に応えることができないということが分かるかもしれない。どうしてもある方向に行かなければと思い込んでいるとしたら、どんな恐れがあなたにそう思わせているのか、そしてその恐れは、今でもあなたにとって真実かを確かめるようにしてください。自分自身と他人に対してもっと柔軟になれば、あなたは自分のニーズにもっと容易に応えられるようになるでしょう、と言っています。
●足の指のトラブル●
足というのは、私たちが人生においてどのように前進しているか、その前進の仕方を表わします。そこから考えると、足の指のトラブルは、その前進の仕方における細かな問題を象徴すると言え、その人が、未来に向かっていこうとするやり方、未来に関する考え方において、無益な恐れを作り出しているということを意味します。
細部にこだわり過ぎているために、状況全体が見えなくなっている「木を見て森を見ず」という状態です。その結果、自分が本当にやりたかったことを見失い、飛躍することができなくなってしまいます。
最もトラブルを起こしやすいのは親指とされ、<巻き爪>は親指に起こりやすい。
親指は他の指に対する指導的な立場にあるため、親指にトラブルが生じたということは、その人が、自分が選んだ方向に関して、後悔または罪悪感を持っていることを表わしています。あるいは、自分が選びたいと思っている方向に関して、罪悪感を持っていることを表わしています。
『あなたが本当にやりたいと思っていることをどうか思い出してください。あまり細かなことを気にしすぎると、前に進めなくなります。知らないことに対して恐れを抱くのは、人間であれば当然のことです。それがあなたにとって良いことなのか、そうでないのかを知るには、実際に行動してみるしかありません。細かなことにこだわり過ぎて、前進するのをやめてしまうと、あなたは恐れにとらわれて、本当にやりたいことをブロックしてしまいます。未来に関するあなたの決意がどんなものであったとしても、後悔することはあなたの恐れを増大させるだけです。〈間違い〉は決してありません。すべては、あなたに未来のための教訓を与えてくれる〈経験〉にすぎないのです』というメッセージ。
●爪のトラブル●
爪というのは、手足の指先の皮膚が特別な形に変化したものであり、手足の指先を保護する役割を持っています。小さなものをつかむ時の道具の役割を果たし、からだを掻くときにも使われます。
<爪を噛む>
爪を噛むと、爪のあらゆる機能が損なわれます。ほとんどの場合、日常生活の細かな面において自分が守られていないと感じて、ひそかに心の中で苦しんでいる人です。自分のニーズを満たしてくれず、自分を守ってくれない親に対して、恨みをいだいている可能性があります。
そして、自分が守られていないと感じるたびに、自分の爪を噛んで、一時的に守られているという感じを持ちます。
<爪割れ>
爪がすぐ割れる人というのは、今というこの瞬間に、自分が細部において正確でないために、罪悪感を持っている人である、と言えます。細部にあまりにもこだわり過ぎるために、エネルギーを使い果たしてしまっています。
爪のトラブルを抱えているとしたら、からだからのメッセージは・・
『あなたは間違った思い込みがあります。自分を守ってくれる人はいない、日常生活の細かな面で自分を助けてくれる人はいない、自分一人ですべてをやらなければならない、という思い込みです。この思い込みは、あなたのためにならず、あなたにストレスを与えます。細かなことに関して完璧であろうとするのはやめた方がいいでしょう』
爪を噛むとしたら、つらい状況を作り出せば、他の人たちはもっと自分を守ってくれるだろう、と考えるのをあなたはやめる必要があるということです。そういう期待を持てば持つほど、さらにネガティブな感情に翻弄されることになります。他の人たちをもっと信頼して、彼らになんでも素直に頼んでみましょう。そうすれば、今あなたが考えている以上に、彼らから守られるようになるはずです。
●ぎっくり腰●
ぎっくり腰になる人は、物質的なあらゆる責任を自分が引き受けられると思えないために、怒りと罪悪感を同時に感じている、ということです。
すべてをコントロールしようとせず、こだわりを手放せば、多くの問題を避けることができたはずです。新しいものに対して心を開き、他の人たちのやり方を受け入れて、彼らに支援してもらうようにする必要があるということです。
●貧血●
貧血の原因は、ほとんどの場合、赤血球の減少だと考えられ、全身のさまざまな細胞に酸素を運ぶ役割を持っているため、貧血になると肌や粘膜が青白く見えたり、疲れやすかったり、頭痛、めまい、耳鳴りなどが起こることもあります。
血液は喜びを表すという見方があり、貧血気味の人は、生きる喜びを失っている、ということになります。場合によっては、自分が地上に生まれたことを受け入れることができず、生きる意欲を失っているかもしれません。自分が衰弱しつつあるのを感じているはずです。
『人生の創造する力とのコンタクトを取り戻し他人に依存するのをやめてください。そして、生きる喜びを阻害するようなネガティブな考えをもたないようにしましょう。』というメッセージ。
●癌●
癌になる人は、幼い頃に、一方の親、あるいは両方の親との間で深く傷つく経験をしており、その傷をたった一人で耐え忍んできたということが言えます。
一般的に、癌になる人は、もともと愛の思いをもって他者と調和して仲良く生きたい、と非常に強く願う人のため、仮に、親に対して、恨みや怒り、憎しみの念を持ったとしても、それを心の奥底に完全に抑圧してしまいます。そして、その状態で長い年月を過ごしながらも、そうしたネガティブな感情を自分が持っていることを、けっして認めようとしません。
しかし、傷つく経験を新たにするたびに古い傷がうずき、蓄積された感情はさらに大きなものになっていくのです。そうして、ある日、ついに我慢の限界に達し、その時に癌が出現します。親との葛藤を解決した後であっても、癌になることがあり、感情のブロックが起きている間に癌になる場合もあります。
癌にかかっているとしたら、幼い時に自分が傷ついて苦しんだ、ということを素直に認める必要があります。そして、一方の親、あるいは両方の親を自分が恨んできた、という事実を受け入れましょう。そう、自分もまた、ごく普通の人間であるということを受け入れるのです。
あなたがたった一人で苦しんだことが、より多くの問題を引き起こしてきたのです。
あなたは、きっと、親元から離れればもっと自由になれるだろう、と考えていたのではないでしょうか。しかし、そんなことはないのです。あなたのハートと魂は、あなたがもっと本質的な解決策を取り、真実の愛に目覚めることを望んでいます。その解決とは「許す」ことです。ただし、「許す」とは、単に相手を許すだけではない、自分が恨みや憎しみ、そして復讐の思いを持ったことを許すということです。しかし、自分自身を許すことは非常に難しいともいえます。
誰にも話を聞いてもらえず、誰にも助けてもらえなかったあなたのインナー・チャイルドは、たった一人で、自分の怒りや恨みを背負い込まなければなりませんでした。その子は、一人きりで、沈黙のうちに苦しんできたのです。どうか、そのインナー・チャイルドを許してあげてください。あなたが親を恨んだのは、あなたが意地の悪い子だったからではないのです。あなたは意地が悪かったのではありません。あなたもまた、ごく普通の人間だった、ということなのです。人間だったら、そんな状況に置かれれば、親を恨み、親を憎むのは当然です。と言っています。
※その他の視点より
ルシャン.L(1977)は「がん患者さんの情緒の根底には絶望感がある」と・・むろん、この絶望感は癌にかかったからではなく、それ以前に自分の人生を生きていない絶望感からのものです。また、がん患者さんは情緒の放出がとぼしく、自分に関係する中心的な人を失うとがんへの抵抗が低下する、とも言っています。
心理療法によって、生きがいを見出すと、がんの進行がおそくなるか、止まる、とも述べています。(心理学 -こころの表と裏を探る-1981年発行)
『病気や不調が現れるのは、私たちが自分のためにならない考え方をしていることを、からだが私たちに教えようとしているからであると考えてください。』とのメッセージ。人の“こころ”は蓄積する疲労に気がつかない、つらさを感じられず、つい無理をしてしまう傾向があります。無理が必要なときもあり・・・そんな中でも“からだ”の不調に意識を向け“からだ”の声を聞いてみる機会となればと思います。ストレスが原因でからだに病気が起こったり、病気が悪化するような場合もあり、「からだと心は絶えず影響しあっている」とユングも言っています。からだの声って何?心が定まらず落ち着かないようなとき、一人では難しい場合には【心理カウンセリング】も一つの方法です。そのようなときにはご利用ください、お待ちしています。