【不調や病気は “からだ” からのメッセージかも・・💡】
思わぬ場所で、思いもよらないタイミングで、生活に支障をきたすほどの怪我をしてしまいました。どうしてこんな怪我をしてしまったんだろうと情けない思いを抱いていた時…、知人からの紹介で手に取った 『<からだ>の声を聞きなさい あなたの中のスピリチュアルな友人』著者:リズ・ブルボーの19章「病気と不調が伝えるメッセージ」に、その答えのようなものを見つけました。
何かにぶつけて怪我をした、包丁で手を切ってしまったなど、さまざまな“事故”というのは、「自分が罪悪感を持っているために起こる。」人間というのは罪悪感にとらわれると “からだ” が反応して、何かまずいことを引き起こし自分を罰することで罪悪感から逃れようとする、というものです。
これを機に振り返ってみて、すぐに浮かんだのが、自身の運転する自動車同士の交通事故でした。車は大破・・・全身打撲ですんだものの、精神的に受けたダメージは大きいものでした。思い返すと、その事故が起こった2か月前に1人、そして8か月前に1人、身近な存在の人がこの世を去っていました。その二人への「罪悪感」のような感情は確かにあり、その「罪悪感」は、自分が意識できていたものよりも相当大きいものだったということを改めて自覚することになりました。
“事故”は『 罪悪感を持つことはない、ということを教えようとしていると考えてください 』と著者のリズ・ブルボーは言っています。
『不調や病気になった時は、まさにあなたにとってチャンスです。
その時こそ、心の原因を見抜き、一段と飛躍することができるから。』
リズ・ブルボー より
この本に書かれていることは、すべて著者自身が実践して得られた観察、探求、研究の結果であり、ご自身の得た大きな幸福をワークショップや本として紹介されています★
“からだ”からの メッセージ『 』 を以下に挙げてみました。
●目、耳、鼻●
<目のトラブル> まわりのことを気にしすぎて、心を乱しているときに起こります。
<耳のトラブル> 人の言うことを気にしすぎている、という意味です。
<鼻のトラブル> 誰かのことを気にしすぎています。
『あなたには関係ないのだから、気にする必要はないですよ 』というメッセージ
●歯・歯ぐき●
<歯>決意をためらっているので、断固として決意しなければなりません。
『何も恐れる必要はありません。あなたの選択がどんなものであれ、あなたが下したものです。その上で問題が生じたのなら、さらに次の決断を下せばよいのです。』
<歯ぐき>決断をさらに固いものにする必要があります。
『怖がらなくても大丈夫、もう決断したのですから、あとはそれに従って断固として行動するだけです。』
●唇●
考えが硬直していることを表しています。
『心を閉ざしすぎいるのではないですか 』というメッセージ
●口・首●
自分や他者に対する尊重が欠如していると、口や首に不調として現れます
※さらに「口のトラブル」については こちら
●喉●
喉は表現するためにあり、誰かに自分の語ることを聴いてほしいと望んでいるかもしれません。でも、それを怖がり、怒りを抑圧しています。怒りを全部飲み込んでしまい、喉の痛みとなって現れます。
※その相手に、どんなふうに傷ついたかを、説明すると良いようです。
実際の相手に話せない時には、カウンセリングで話してみてください。
●胸●
他者に対して厳しすぎる時、あるいはあまりにも権威的に振る舞う時におこることがあります。
※さらに「胸の痛み」については こちら
●下腹部・腰●
安心が欠如することで、自分や他者への信頼ができず自分を開示することができなっているようなとき、生きがいが持てていないときに、この部分にトラブルが発生しやすくなります。
さらに、<腰>は
しばしば失望したり、フラストレーションをため込んだり、批判癖がある人とも言えます。
『何をやってもうまくいかないと感じて、可哀そうな自分だと考えるのをやめよう 』
※さらに「ぎっくり腰」については こちら
●背中●
人生において支えが必要だと感じており、しかも支えがないために苦しんでいるとすれば、身体の支えである脊椎、背中が教えてくれています。他者の責任を引き受けることであなたが自己実現できるのならば、仕事であれ、個人的なことであれ、そうすればいいのです。けれど、責任を取りきれなくなる場合には、あまりにも多くのものを同時に引き受けているからです。
『他の人の幸・不幸の責任が自分にあると考えるのはやめてください。もし誰かを支えたいと思うのならば、義務感からそうするのではなくて、そうするのが嬉しいからそうするようにしましょう。』
<背中の上の方が痛い場合>愛情関係、<背中の下の方が痛い場合>物質的・金銭的支援に問題が生じている可能性があるといいます。
●腕●
①自分の有用性や価値を認めていないことを意味しています。自分は周りの人に評価されていない、他人よりも自分のほうが劣っている、と感じています。
『今いる場所で、とても役に立っています。みんなあなたを本当に必要としています。高く評価していますよ』というメッセージです。
②とても有利な状況の中にいるのに、それをつかみ取ろうとしていない、という可能性があります。有利な状況をつかみ取ろうとしない腕を、罰しているのかもしれません。
『あなたがしたいと思うことをしなさい。不安を持つ必要はありません』というメッセージ。
どんな時に痛みが生じるか、よく観察してみてください。本当にやりたい仕事なのか、など。
●膝●
あまりにも頑固で、柔軟性を欠く、ということを意味しています。傲慢であるともいえます。
『自分に対して「もっと柔軟になろう」、「他人が自分のアドバイスを聞かないのではないか、自分の信念を受けいれないのではないかと恐れる必要はありません」自分とまったく同じ考えを持って欲しい、と思っていないだろうか』といったメッセージを送ってきています。
●足●
前進するのを恐れている、あるいは、未来を恐れているかもしれません。
『自分の望みを必ず実現させることができます。勇気を持って前進してください。必要な時に、必要なものを引き寄せることができます。ためらっているとしたら、足の痛みは、決意するようにとサインを送ってきています。不安を持つ必要はまったくありません。』
※さらに「足の指のトラブル」については こちら
【症状】
●せき●
<長いあいだ頻繁にせきをしている場合>
人生に窒息しそうになっている、何らかの状況に押しつぶされそうになっている、と感じているかもしれません。
<一時的なせき> 何かに困っていたり、自分や誰かを非難したりする時に出るものです。
『心配したり、非難したりするのは、もうやめましょう。それよりも、状況が教えようとしていることに気づいて、今起こっていることをそのまま受け入れるようにした方がいいですよ 』
●熱●
怒りが爆発しそうになっていることが多いものです。
『何かがあって怒りを感じたら、そのつど、言うべきことは言ってください。全部心の中に溜め込むことは、よくありません。怒りを溜め込むのは、自分を罰することになります 』
※なかなか怒りを表現できない場合には、心理療法が有効です。ご相談ください。
●腸●
<便秘>古い考えにしがみついて排せつできないでいるため、新しい考えのための場所を作ることができずにいます。ものを捨てられず、物質にしがみついているともいえます。
『過去を手放して自由になりましょう 』というメッセージを伝えています。
<下痢>反対に、下痢になる人は、いろいろな考えをじっくりと受け入れず、そのものに対して恐怖をもつために、どんどんやり過ごしている。また、自分自身を拒絶しているか、誰かから拒絶されることを恐れているのかのどちらかだともいえます。
『何も怖がる必要はありません。あなたの恐れは想像上の産物に過ぎないですよ 』とからだは言っています。
●関節炎●
他人の要求を断れない人がかかりやすいと言えます。
『自分自身がそういう状況を呼び起こしている可能性があり、皆が自分を利用していると考えるのはやめよう。もっと自分に自信を持ち、自分を肯定しよう。いやな時は、断ればよいのです。引き受ける時は、見返りを求めず、心の中で人を批判するのをやめよう。』というメッセージを送っています。
『からだに悪い部分があるということは、
「あなたは間違った生き方をしていますよ」というサインなのです。
「いろいろなことに心乱されるのは、あなたのためになっていませんよ」
というのが、からだの主張です。』
リズ・ブルボー より
※リズ・ブルボーの著書「自分を愛して!」では
計450項目の病気や不調について、その原因と対策が解説されています。
その一部をご紹介・・こちら
こういった “からだ”からの『メッセージ』をどのようにとらえ、どのように解釈していくのかは、人それぞれだと思います。リズ・ブルボーのからだからのメッセージに限らず、心理療法を提供している立場として、感情は自分が頭で理解している以上に“からだ”に宿っているということを実感します。
フォーカシングなどの心理療法を通して、その部分を丁寧に紐解き、自分らしさを見出し、納得した人生を歩んでいけるようにサポートさせていただければと思います。
何か気になる、どういうことだろう・・・と興味を持たれた方、お待ちしております☆