グリーフケアセミナー📗

 個人・グループでの開催、出張もお受けしております

 

 

<グリーフケア の プロセス と ケア> 

 

大切な人を失った悲しみは、簡単に癒えるものではありません。喪失感に寄り添い、手助けをすることを『グリーフケア』といい、遺された方が、故人のいない生活に適応していく経過『プロセス』を見守ることを意味します。

 

もし自分や周りの人が深い悲しみや喪失感(グリーフ)を体験した時には、どう向き合えばいいのか。故人との関係性や年齢、死別した状況などによっても異なるため、心や身体、行動への現れ方もさまざまですが、そのための一つの指標としてお伝えできればと思います。 

 

 

 

<保健医療福祉従事者の喪失 と グリーフケア> 

 

 保健医療福祉従事者などの援助職には 3つの喪失 があると言われます。

 

 病気や怪我によって、これまでの健康や生活を失うという体験を持つ方々との関わりには、援助者自身の心の安定が不可欠となります。

 自身の3つの喪失を確認し、喪失を癒すグリーフケアの方法、そして対象者の障害受容についても確認していきます。

 

 

 

 

<出張>葬儀社セレモニーホールにて

 

 『 グリーフ  -プロセスと援助-』

 

 1200  1445 (2019.6)

 1日約25名ずつ、2日間で計約50名のスタッフの方々 

  

 内容 

 

大切な方を亡くされた方々に寄り添う

 グループワーク①(後述)

 ・グリーフ(悲嘆)における特徴

 ・グリーフ(悲嘆)が癒されるプロセス

 

 個々にさまざまなプロセスをたどることを前提とし

 ご遺族様と対峙する際の目安としてご紹介

 

・それぞれのプロセスのタイミングでの対応(ケア)

・グリーフの表出の違い(性別、年齢、関係性などによる)

 ・逆効果になる援助の言葉など

 ・ご遺族がどのように切り抜けたかの事例

 ・グリーフの区切り・終結

 

  

 

グリーフに寄り添うスタッフ自身のケア

 

・スタッフの方々の3つの喪失

・プロフェッショナルディタッチメント

 壁のような境界線を引いて援助するのを避けるため、あるいは感情移入をしすぎないで援助することをいいます

 

・ディタッチメント・チェック

グループワーク②(後述)

 ・セルフケア

 ・デフュージングとその手順

 

 ストレスを受ける現場に行った後、簡単な会話をする事でストレスを軽減する 

  ストレスを溜まりにくくすることを目的としています。

  

 

 

グループワークの時間を2回確保

 グループ内(4-5名)にてシェアし、その後に全体へシェア

 

 

①これまでの葬儀に関わる仕事の中で印象に残っている出来事・場面などを1つ以上 

 

②対応が良かったと思えること、さらにできた事があったのではないかと思うこと  

 

  

 セミナー終了後

  個々に携わったご遺族様等への対応について「自分の言動は適切なものであったのだろうか、どうすれば尚良かったのか」などずっと抱えてこられた思いについて、個別にお聴きする機会をいただきました。

 

  どの対応についても真摯に向き合っていらっしゃるからこその関わり、思いであり、大変な現場に身を置かれているということを痛感いたしました。  

 

 その時々の対応に、明確な答えはないのだと思いますが、グリーフの特徴を知識として持っていることで、ある程度の確かな感覚をもった対応、ご遺族様等への寄り添い方のヒントにしていただくことができるのではないかと思います。  

 

 

 個人的には、数年前にエンディングノートを書き、毎年、または必要に応じて書き換えていくものなのですが、この世に残していく人々のためのグリーフケアとしての葬儀の意味を改めて考える機会をいただきました。

 

 

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