【 HSPであり🔑HSSでもある<HSP全体の3割ほど>】

 

人との関わりの中で、傷つきやすかったり気疲れすることも多く、その日の出来事をずっと考えているといった特徴はHSPのよう。けれど、職場や学校では活発なタイプと思われがちで、そんな自分はHSPではないのかなぁ…とカウンセリングをご利用いただく方

また、「自分はHSPなのか?…そんな自分はどうしたらいのか」とご予約をいただき、詳しくお聴きしていく中で「好奇心旺盛でいろいろなことに興味がわいてくる」「元気なときと落ち込むときの差が激しい」などの特徴をお持ちの方には、HSS(刺激追求型)のことをお伝えすることがあります。

 

 

HSPHighly Sensitive Person)については  

こちら

 

HSSHigh Sensation Seeking 刺激追求型)は、心理学者マービン・ズッカ―マンが提唱した概念で、HSPと同様に生まれもった気質の一つです。

好奇心旺盛で新しい情報や刺激など目新しいことを好み、その体験を得るためにはリスクをいとわない傾向があります。状況の微細なことに気づかず、興味もないといった側面もあります。

 

HSP5人に1人の割合、そのうち3割ほどは、HSPであり HSSでもある

 

 

HSPHSSの両方の気質を持ち合わせている特徴の例 】

 

・外では活発に振る舞えるけれど、自宅では静かに一人の時間を過ごしたい

・とても元気な日々を過ごし、ある瞬間、電池が切れたように急に動けなくなってしまう

・感情の波が激しくて、病気や障がいなのかもしれないと思い悩むことがある

・目的のお店に辿り着くまでに、いろいろなお店の商品を見ていて疲れてしまう

・調子の良い時に予定をいろいろ入れるけれど、ドタキャンしてしまうことがある

・結構悩むことも多いけれど、人にはそんな様子を見せることはしない

・新しい経験を求めるが、動揺したくなく、危険は冒したくない。

・楽しかった旅行や、学校での運動会や文化祭など大きな行事の翌日に寝込むことがある

 ・新しい友達を作りたいと思う

・新しいお店や楽しそうな所に行くのが大好き

・ムービーメーカーでありつつ、みんなが楽しんでいるのかどうかとても気になる

・新しいゲームを買ってもらうと大興奮するけれど、すぐに飽きてしまう

 

 

提唱者のマービン・ズッカ―マン曰く・・・敏感さよりも刺激探求が高ければ、ちょうどよい感じに見え、真新しいことは「安全に」楽しんでいる人がHSP&HSS

 

繊細なHSPだからこそ、HSSの好奇心の部分をも最適な判断のもとに行動し、より良い結果を出していくことができると思います。

悩ましい部分として、エネルギーのあるときは刺激を求めていくため、その反動も大きく疲労を蓄積しやすくなります。穏やかさを求める繊細な部分とのバランスが難しく、時には体の不調をきたすこともあるため注意が必要です。

 

 

 個々の生活スタイルにあうようHSPHSSのバランスを上手く調整し、持って生まれた貴重な2つの気質を自身の人生にどのように活かしていくか、共に考えていければと思います。